2020/02/27
川崎市にて ゼロハリバートン「Classic Polycarbonate 2.0」を出張買取させて頂きました。
ゼロハリバートンは、1938年創業のアメリカのトータルラゲージブランドです。
主にスーツケースやアタッシェケースを展開しています。
航空設計エンジニアたちの協力を得て、当時画期的だったアルミニウム素材のアタッシェケースを完成させ、世に広めました。
アポロ計画に使われた「月面採取標本格納器」もゼロハリバートン製です。
スーツケースやアタッシェケースには”ダブルリブ”や”Xリブ”といった独自の凹凸が施されていて、これにより耐久性を高めています。
伝統のアルミボディモデルは外からの衝撃に極めて強く、密閉性も非常に高い為、あらゆる環境でケースの中身を保護してくれます。
近年では持ち運びが快適な軽量のポリカーボネート製モデルも展開していて、2017年より全てのプロダクトの生産拠点をブランドの自国であるアメリカへ完全回帰し、原点の追求と本物志向をさらに刺激しています。
機能美はもちろん、ステータス性も抜群のラグジュアリーケースブランドです。
ゼロハリバートンの設立は1938年。
創業者のアール・P・ ハリバートン氏は、オイル事業に携わるビジネスマンでした。
仕事で世界中を飛び回る中、航空機エンジニアの助言を得て頑丈な鞄の制作に取り掛かり、アルミニウム合金を使用したアタッシェケースを完成させました。
そして米カリフォルニア州バーバンクにハリバートンケース社を設立し、本格的に販売を開始したのが始まりです。
バッグの製造は、Zierold Metals Corp.が担いました。
1946年、ブランドの象徴ともいえる「ダブルリブ」のアタッシェケースが完成します。
そして1952年、”ゼロコーポレーション”に改名したジラルドメタル社の傘下に、ハリバートンケース社が入るかたちで「ゼロハリバートン」のブランドが誕生しました。
1968年、ユタ州のソルトレイクシティに工場を移転。
翌1969年はアポロ計画が行われた年ですが、このとき月から石と砂を持ちかえるためのケースにゼロハリバートンの鞄が採用されました。
アメリカ航空宇宙局(NASA)の依頼により「月面採取標本格納器」と呼ばれるケースを製造。しかし、宇宙用として特殊な加工を施すというようなことはなく、一般向けに市販されているモデルの内側のみを改造しただけであったといいます。
その頑丈さを物語るかのように、テロの爆発に遭っても中身が無事であったなどの逸話も多く残されています。
1974年、レバノンのベイルート空港でハイジャックされた飛行機が人質解放後に爆破されるという事件が起こりましたが、その残骸の中で発見されたゼロハリバートンのケースは外側こそ変色していたものの中身は全く損傷がありませんでした。
多くの映画作品にも登場し、ハリウッド女優・歌手のマレーネ・ディートリヒらが愛用。また、アメリカ合衆国大統領のみが所有を許され、核兵器に関する重要機密事項が入った有名な黒いブリーフケースも、ゼロハリバートン製といわれています。
元々はゼロコーポレーションの1事業部門として運営していたゼロハリバートンですが、2007年に独立。
新たにゼロハリバートン社としてスタートしました。
翌2008年には創業70周年を記念して、デザイナーのティム・フェントンをエグゼクティブデザインコンサルタントに招き、限定モデルを発表。さらに当初主流だったアルミニウム製品に加え、軽量で強靭なポリカーボネート素材を採用した新モデルを発表しました。
ナイロン素材やカーボンファイバーを用いるモデルもラインナップに加わり、現在では牛革を使用した小物シリーズなども展開しています。
ゼロハリバートンのケースは進化を遂げながら、最高クラスの耐久性と象徴的なデザインで世界中のエグゼクティブから愛用され続けています。
今回買取させて頂いた『Made in USA かつゼロハリバートン伝統のダブルリブを備えたClassic Polycarbonate 2.0』。
ダイヤル式TSAロックや双輪キャスターなど、現代に必要とされる機能性はもちろん、軽く衝撃に強いポリカーボネートシェルを採用する事で更に使いやすく進化を遂げました。
ブランドの象徴であり伝統である2本のプレスライン「ダブルリブ」と優美なフレームがクラシックな印象を醸し出します。
ガーメントケースを備えた充実の内装仕様や上品なカラーリングを取り揃え、エレガントで品格あるたたずまいと現代的な使いやすさが共存したスーツケースです。
ほとんど未使用で傷や汚れもなく、とても状態でしたので、全力で買取させて頂きました!
スーツケースやキャリーバッグもメーカー・ブランド、状態によっては高価買取させて頂きます!
是非ご依頼下さい!