2020/01/30
町田市にて ROLEX オイスターパーペチュアル デイトジャスト を出張買取させて頂きました。
ロレックスの中でも圧倒的な知名度を誇るスタンダードモデル「デイトジャスト」。
1945年に「オイスターケース」「パーペチュアル機構」、さらにダイヤルの3時位置にデイト表示を備えた世界初の画期的な腕時計として登場しました。
1955年にはデイト表示が瞬時に切り替わる「デイトジャスト機構」を搭載し、「ロレックス3大発明」の全てが集約されました。
ダイヤル、素材、サイズのバリエーションは、他のモデルと比べ数多く存在し、両方向の回転ベゼルを搭載した特別仕様の「サンダーバード」や「ターノグラフ」も存在します。
また、レディース、ボーイズサイズの展開もありペアウォッチとしてや、個性を演出出来るモデルとして世界的に愛されており、ロレックスの中で最も所有率が高いモデルでもあります。
高級時計ブランドとして世界的な知名度を誇り、誰もが憧れる時計として人気の高いロレックス。
高級腕時計でありながら実用時計と位置づけるロレックスの時計は、スタンダードからスポーツモデルまでオン・オフ問わず身に着けられるラインナップを揃えています。
他のブランド時計よりもリセールバリューに優れており、世界中で中古品が多く売買されています。
特にヴィンテージモデルの価値は高く、世界的に活発に取引されています。
ロレックスの歴史を紐解くと、世界で初めて腕時計でクロノメーターを取得、ロレックス3大発明と呼ばれる「オイスター」・「パーペチュアル」・「デイトジャスト」機構の開発など、腕時計としての実力を兼ね備えており、高級腕時計ブランドとしての地位を確立させました。
ロレックスは財団法人のため公式発表の義務はなく、秘密主義として知られています。
1950年代以降に発表された時計には少量生産のプロトタイプやイレギュラーなモデルがあり、ロレックスからの正式な見解がないため、謎に包まれたモデルが数多く存在します。
その為、世界中のコレクターがこぞって謎の解明や仮説を立てるなど、ミステリアスな側面もまた魅力の一つです。
ロレックスの時計は機械式のため、クォーツのように電池交換の必要はないが、3~4年に一度オーバーホール(分解掃除)が必要になります。
時計内部の磨耗した歯車の交換やオイルを継ぎ足すなどメンテナンスを怠らなければ、何十年も使い続けることが出来ます。
1905年、懐中時計が主流だった時代に腕時計のニーズを予見していたハンス・ウイルスドルフは、ビジネスパートナーと共にロレックスの礎となる時計専門商社「ウイルスドルフ&デイビス社」をロンドンに設立しました。
実用的な腕時計を製造するためには、高精度のムーブメントと気密性の高いケースが不可欠であると考えたウイルスドルフは、ビエンヌ(スイス)の時計製造会社「エグラー社」と契約を結び優れたムーブメントの供給元を確保しました。
1907年には取引の簡素化を図るため、ラ・ショー・ド・フォン(スイス)に事務所を開設し、翌年の1908年には「ROLEX」という名称を商標登録しました。
その後も精度向上に力を注ぎ、1910年、ビエンヌの時計学校(のちのビエンヌ検定局)にて公式精度検定最高レベルのクラスAを獲得し、さらに1914年には、キュー天文台(イギリス)でも精度A級認定を受けるといった腕時計初の快挙を成し遂げました。
続いてウイルスドルフは、気密性の高いケースの確保に乗り出しました。
1926年、オイスター社が開発した金属の塊をくり抜いたケースにねじ込み式のリューズと裏ブタを組み合わせた防水ケースの特許を取得し、この新型ケースには二枚貝に由来する「オイスター」の名が与えられました。
これにより腕時計最大の弱点は克服され、それを証明するかのように、翌年(1927年)、ロンドンの速記記者メルセデス・グライツ嬢がドーバー海峡横断に成功した際、彼女の腕にはロレックスの「オイスター」がありました。
そして、グライツの偉業とともに「泳げる腕時計」の存在は世界に衝撃を与えるニュースとなりました。
さらに完全な防水性を確保するためには、リューズの締め忘れによる浸水を防ぐ必要があった。その解決方法は、リューズによるぜんまいの巻き上げを必要としない自動巻き上げ機構の開発でした。
そして1931年、腕時計として世界初となる全回転方式ローターでの自動巻き上げ機構「パーペチュアル」が開発され、ウイルスドルフが目指した実用腕時計の原形が完成しました。
そして創業40周年を迎える1945年、既に開発済みだったオイスターケースとパーペチュアル機構に加え、文字盤にデイト表示用の小窓を備えた「デイトジャスト」を発表しました。
このデイト表示機構は「デイトジャスト機構」と呼ばれ、1955年には午前0時で瞬時に日付の切り替えが行えるよう改良されます。
こうして後に「ロレックス三大発明」と呼ばれる革新的な発明によって、日常生活において重要な機能を備えた実用腕時計の1つの完成形が誕生しました。
1950年代になると、時計の機能の枠を超え、過酷な環境下でも最高のパフォーマンスを発揮できるプロフェッショナルモデルの開発を推し進め、1953年には究極のアドベンチャーウォッチ「エスクプローラー」と回転ベゼルを搭載した世界初のダイバーズウォッチ「サブマリーナー」が発表されました。
1955年にはパン・アメリカン航空の依頼により国際線パイロットのための「GMTマスター」が開発され、ロレックスの信頼性とステイタス性は、これらのモデルを使用するプロだけではなく、一般のユーザーまで知れ渡っていきました。
1960年代には、深海潜水艇「トリエステ号」が潜航深度10,916mという世界記録を樹立した偉業にも同行し、オイスターケースの防水性を改めて実証しました。
後にこれらの成果をもとにプロダイバーのためのモデル「サードゥエラー」が開発されることになります。
また、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(アメリカ)の完成に伴い、レーサーのためのモデル「デイトナ」を発表するなど各分野のプロフェッショナルのための時計開発が行われました。
このようなチャレンジ精神は現代まで脈々と受け継がれ、完全自社製クロノグラフムーブメント開発(2000年)、セラクラムやパラクロムといった新素材開発(2005年)、3900m防水を可能にするリングロックシステム開発(2008年)、ロレックス初となるコンプリケーション機構(年次カレンダー)開発(2012年)といった原動力となっています。そして、現在も実用性を追求して進化を続けています。
リサイクル買取センターでは、ブランド時計、高級ブランド品も高価買取させて頂きます!
是非ご依頼下さい!