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八王子 ロードバイク用品 出張買取

八王子市にて カンパニョーロ シロッコ を出張買取させて頂きました。

カンパニョーロというのは、元々自転車の競技者でもあったトゥーリョ・カンパニョーロという方が1933年に創業した、イタリアの自転車部品メーカーのことです。かなりの大手で、特にロードレーサー用の部品については日本におけるシマノやアメリカのSRAMとも並ぶほど。競技者としての経験から生み出される自転車部品は優れたものが多く、特にレバーをひねるだけで車輪の着脱が可能な「クイックリリース」はカンパニョーロの代表的な発明です。

日本で自転車部品のメーカーとなると代表に挙げられるのはシマノですが、カンパニョーロはそのシマノとも頻繁に比較されることが多いようです。単純な人気度を競うとどうしても知名度の関係でシマノに票が流れがちですが、カンパニョーロを好んで使うという人もかなりの比率でいるんですよ。シマノとの主な違いとして挙げられる点は「高級感」でしょうか。外見の良さや高級感はある程度ロードに慣れた人ならこだわりたいポイントのひとつ。一定数以上の人気を集める理由はここにあります。

カンパニョーロのシロッコ35は初心者にも人気の高いロード用ホイールです。ほとんどの人がロードバイクの部品買い替えとなると最初に経験するのがホイールの買い替えなのですが、初心者の人が初めて買い替えるホイールに選ばれやすいのがこのシロッコ35です。モデルとしてはエントリーグレード扱いの物で、リムハイトが高いホイールのため見た目の印象がとても良くなることが人気の理由なんですね。

シロッコ35は2018年にC17へとモデルチェンジをしました。35とは重量やリムの幅等いろいろな点が異なっており、長所や短所も35と違う部分があるので実際買う時には注意が必要になります。走行感の違いから、主に坂道が苦手な人にはC17よりも35のほうがおすすめなようですね。反対にある程度脚力に自信があるなら巡行性能の高いC17のほうを選んだ方が気持ちのいい走りを体感することができるのでおすすめです。

2018年のモデルチェンジ前後で見たシロッコ35とC17における一番の違いは、やはり先ほども触れたようにリムの幅です。35と比べて2㎜のワイドリム化によるメリットはまず「25㎜タイヤとの相性」が良くなることです。相性がいいタイヤに帰ると乗り心地や反応性が良くなる点や、ワイドリム化によるリム剛性が高くなる事などメリットは数多く挙げられますね。

自転車のパーツは全体的に軽量で丈夫なものが良しとされるため、ホイールでもよく重視されるのはやはりその重量です。カタログスペックを確認してみると、シロッコ35はフロント重量が788g、リア重量が1004gとなっており、合計重量は1792gとされています。ほかのホイールと比較した際には「軽量ホイールよりは重いが、初期付属品よりは軽量である」という評価になります。重量スペックに特化させたものほどの軽量モデルではありませんが、エントリーグレードとしては十分に優秀といえるスペックです。

シロッコ35の最大の特徴は何といってもリムハイトが高いこと。その高さは35㎜もあり、実際に購入した方のインプレや評価でも大抵の場合は乗る前からリムハイトの存在感に触れているものが殆どです。もちろんリムハイトが高いことによる効果は外見だけではなく、前方からの空気抵抗を抑えてくれるというものがあるため、走りにスピードを求めるのなら最適のホイールと言えるでしょう。しかし高いリムハイトはメリットばかりではなく、ペダルの漕ぎ出しが重くなるというデメリットもあるため、そこは注意しておいた方がよさそうです。

シロッコC17の特徴はやはり何といってもそのワイドリムでしょう。35と比較した際に2㎜ほどリム幅がワイドになっています。効果としては「横方向に強い力が加わるコーナリング時にもタイヤがよじれにくく、タイヤの脱落も防げる」と紹介されていますね。ワイドリムには、公式に紹介されている効果以外にも乗り心地やホイールの反応性など、実際に乗った人のインプレでは複数の利点を挙げられており全体的に高評価となっています。

ワイド化したリムだけでなく、重量についてもC17はよく注目されることが多いです。リム幅がワイドになったぶん、当然ながらホイールそのものは大きくなっているはずなのですが、公式に発表されているシロッコC17の重量は1654gとのことで、シロッコ35よりむしろ軽くなっているんだとか。リム幅が広くなったことで剛性をカバーできるためリムそのものを薄くしているのか、素材が軽いものになっているのか、詳細は定かではありませんが外見にリム幅以外の大きな変化は見受けられず、それでも軽いことは事実なようです。

こちらのインプレではカンパニョーロのシロッコについて、「安いこと」「その代わりに重いこと」というメリットとデメリットがはっきりと述べられていますね。丈夫で安く、いいホイールではあるのですが、軽量であることに特化したホイールや良いグレードの物に慣れたベテランのロードバイク乗りにとってはその重さは非常に気になるようです。丈夫さと走行性の良さを取るか、軽量で走りやすいものを選ぶかは購入前によく考える必要があるかもしれません。

こちらのインプレでは、もともと乗っていたものと比較して漕ぎ出しにそれ程の重さを感じなかったと述べています。やはり乗り方や好みなど、人それぞれな面があるようです。記事内でも紹介した通り、高速走行を考えて作られたモデルのため空気抵抗が少なく、漕ぎ出しはともかくスピードに乗り始めた時の爽快感はとにかく良いとのこと。見た目のごつさやリムハイトが高いことによる外見のイメージは評価が高く、見た目にこだわりたい人にも強くお勧めできるモデルですね。

元々がシロッコ35をワイドリム化させたものであるため、全体的な評価や注意点などは似たようなところも多いです。軽量ホイールや良いグレードのホイールに慣れた人にはあまり向きませんが、多少の重量なら特に気にならず、スピードが欲しいという人にこそおすすめのホイールであることは間違いないといえるでしょう。ワイドリム化のおかげで平地や下り坂を走る時の気持ちよさが際立っているのは特にオススメできるポイントです。

漕ぎ出しの重さが予想していたよりもいくらか軽いと感じる人もいるようです。やはり空力性能的な面で優れているおかげか、シロッコはロングライド向けであるとの評価もされておりました。ワイドリム化について公式で発表されている通り、タイヤの安定性に優れているためコーナーでもしっかりと曲がれるのはよい点ですね。またラチェット音が非常に静かで驚いたという感想もあったので、そういった点が気になる人にもおすすめです。

カンパニョーロのホイールでシロッコについて調べると同時によく名前が挙げられるのが、同じカンパニョーロのゾンダというホイールです。どちらも低価格であり、どちらかのグレードが劣っているというわけでもなく、購入する際どちらがいいのか、と迷う人もかなり多いとのこと。実際シロッコのほうが適している場面や、ゾンダのホイールをおすすめするケースもそれぞれあり特徴も異なるものなので、違いを見て買うホイールを選ぶ方がよさそうです。

ゾンダとシロッコの違いで最もわかりやすいのはやはり外見です。シロッコが高さ35㎜のセミディープリムであるのに対して、ゾンダのほうは25㎜のローハイトリム。そのためシロッコと比較してゾンダはリムが軽く、漕ぎ出しが楽であるというのが特徴となっております。シロッコがスピードに乗り始めてからの爽快感を長所とするなら、ゾンダの長所は漕ぎ出しの軽さとオールラウンダーな扱いやすさであると言えるでしょう。

総合的な評価やカタログスペックでの比較を考えていくと、結論としてゾンダはオールラウンダー、シロッコはスピードと格好良さを重視する人向けとなります。ゾンダのほうはプロ選手でも練習に使う人が多いとのことで、上り坂でも安定して走ることができる点が魅力のようです。

対するシロッコは決してオールラウンダーとは言い難いですが、その代わり平坦なコース中心であればスピードに乗りやすく、またスピードさえ出始めればリムの重さも慣性として働くためこぎ続けることも楽に感じられるでしょう。どちらを選ぶか迷う時は、自分が走るコースを考えてから決めてみるのもありですよ。

 

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